LastModified:2007/08/31-16:11:08
色々あって長いこと日記をほったらかしにしておりました。
いやー、だめですな。少しサボると、どうも継続する気力が起きるのに大分かかる。
ところで、人類が時計というものを発明したのは紀元前、バビロニアには既に
日時計が公共の広場に設置され、多くの人が使用していたようです。
もっと以前に中国で発明されていたという話もありますが・・・、
かの国が起源と言い張ると突然信憑性が無くなるのは気のせいでしょうか。
(個人的に、火薬と羅針盤以外はあまり信用してません)
まぁそれは置いといて、他にも水を使用した水時計等もありましたが、
これらで計れるのはせいぜい"時"まで、"分"となるとかなり怪しくなりますし、
"秒"なんてとても図れません。
秒単位まで正確に図れる時計の発明には、かのガリレオ=ガリレイの振り子の原理の
発見を待たなくてはなりません。
この振り子というのは、おじいさんの大きな古時計のアレでして、要するに振り子の
"往復時間"は"振り幅"にかかわり無く常に一定である。という原理を応用しています。
まぁ"おじいさんの古時計"のような振り子だと持ち歩けないので、これをより
ポータブルにしたのが"テンプ"という機構なわけで、ゼンマイ式の時計が正確に時を
刻めるのはひとえにこのテンプによるものであると言えましょう。
さて、なぜ故に時計がこのように正確でなくてはならなかったか?というと、
軍隊を動かすためなわけで、要するに戦術計画を行う時に、時計で各部隊の同期を
取れれば、非常に都合がよかったわけです。それまでの戦争では何かコトあるごとに
伝令を飛ばしていたわけですが、時計の発明により、ある目的をある時間までに達成できたか?
できなかったか?を伝えるだけであとは現場判断ということができるようになりました。
18世紀に入ると時計が庶民にも簡単手に入る価格になりました。
実は人類はここで、これまでに無いほどの大きな意識改革を気づかずに行っています。
これは産業革命といういかにも物理的に何かが変わった系の革命でないので、見過ごされがちですが、
個人的には産業革命よりも重要なんじゃないかと思うわけですね。まぁ産業革命によって
もたらされたといえばその通りなんですが。
で、それは何かというと、「"時"の認識の革命」です。
それまではですね、どんな都会に住んでる市民でも、時に対する感覚なんて、朝昼晩くらいしかなかったわけです。
だから、何か仕事をするにしても、その期限は1日単位の計画でしかなくて、例えば仕事をしてても
1日かかるのと2日かかるので、どれくらい効率が違うか?なんてことは一般的に考えもしなかったわけですが、
これが時計の普及により「時そのものが実は刻々と流れているんだ〜」と皆が認識したわけで、
この辺から"人の時間を拘束することで賃金を払う"という、今の就労形態が確立するわけです。
つまり時計なくしては、"時給"という概念そのものが生まれなかったという。
さて、なんでこんなに長々と時計について書いたかというと、実はウチのメインの壁掛け時計は
電波時計(2400円)なわけですが、こいつが3年も持たずに壊れやがりました。
電波時計のくせになんで30分も遅れてるんだよ!コイツは。
最近の時計って、なんかムチャクチャ耐久性に疑問ありません?
なんか電池の消耗もムチャ早い気がするし、私が子供の頃に我が家の実家に
やってきた時計ってば、いまだに現役バリバリですよ?
やはり安物は時計のムーヴメントが海外製だからなんでしょうかねぇ。思い切って高いのを買わないとダメってことかなぁ・・。
そんなわけで、電波時計がだめならこれからはネット時計ですよ!と登場したのが↓
LAN直結型のデジタル時計が発売、SNTPで自動的に同期
[⇒Cache]
私もパソの時計はSNTPで自動で合うようにしてあるんですが、やはりこれからはコレですかね〜。
もっとも、
7セグはカッコワルイからヤメテ!と思わないでもない。
というか、このデザインではあまりほしくないぞ。古い駅前時計じゃないんだから・・・・。
せめて古さをかもし出したいなら、ニキシ管くらい使ってください・・・。